気になるお肌の症状 赤みとカサカサ | 横浜市青葉区の美容皮膚科・形成外科あらおクリニック

2015.04.18

こんにちは、あらおクリニックです

 

本日は私も悩まされている皮膚疾患で湿疹の一種である

脂漏性皮膚炎(=脂漏性湿疹)

についてご紹介します

 

 

原因は
明確には分かっていませんが、遺伝や環境、精神的ストレスやビタミンB群の不足、洗顔や洗髪の際の洗い残し、生活習慣の乱れ等によって引き起こされます。
原因はいくつもありますが、中心にあるのがマラセチアという真菌(カビ) の存在です。
マラセチアはヒトの皮膚に普段から存在する常在菌ですが、皮脂を好み、皮脂が多い環境下で異常増殖すると、その代謝物が肌に炎症を引き起こすと考えられています。

体のどこに出来る
皮脂腺が多く皮脂分泌の多い頭皮や顔、耳の後ろや摩擦の多いわきの下や太もものつけ根に出来やすいです。

どんな症状が出る
主な症状は赤みや軽度のかゆみが出る他、皮膚がカサカサして剥がれるのでフケの様な状態になります。
特に頭皮に出来た場合は、フケ症と勘違いしてしまう方も少なくありません
放っておくと皮脂が酸化して、加齢臭の様な匂いを放つ原因にもなってしまいます。

誰でもなる
新生児から生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんや、思春期以降の大人の方に多いです。
赤ちゃんの場合は成長とともに自然治癒するケースが多いのですが、大人の方の場合は慢性化してしまう事が多いです。

治療法は
一般に外用(塗り薬)の抗真菌薬が用いられます。
抗真菌薬には、脂漏性皮膚炎の原因であるマラセチアの活性を抑える効果があります。
また、症状の程度にもよりますが、抗生物質や荒れた皮膚の回復のために尿素入りのローションやビタミンB、Cなどが一緒に処方されます。
一方、頭皮の場合には、シャンプーにも気を配る必要があります。
低刺激性のシャンプーのほか、抗真菌剤の配合されたシャンプーもあります。

日常生活で気をつけること
・皮膚は清潔に保つ
・脂っこい食事は控え、ビタミンを取り、バランスの良い食事を取る
・紫外線を避ける
・十分な睡眠を取り、ストレスの少ない生活を心掛ける

 

 

どの症状についても言えることですが、早期の治療がとても大切ですね
気になる症状がある方は早めの受診を・・・

あらおクリニック

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