日本医学脱毛学会 第49回学術集会にて発表しました
2024.02.20
第49回 日本医学脱毛学会 学術集会 参加記録
学会概要
学会名:第49回 日本医学脱毛学会 学術集会
開催日:2024年2月11日(日)
会場:JPタワー ホール&カンファレンス(東京都千代田区)
学会長:亀井 康二 先生(カメイクリニック)
趣旨・特徴:
医療脱毛分野における最新技術や安全対策について、症例報告や専門家による講演、機器デモを通じて知見を共有する学会です。
🧑🔬 発表件数
1件
📝 発表詳細
発表 1
セクション:シンポジウム1『蓄熱脱毛は効果があるのか』
タイトル:「モータスAXの使用経験」
発表者:荒尾直樹 先生(あらおクリニック青葉台皮膚科・形成外科)
内容概要:
モータスAX(DEKA JAPAN・医療機器承認番号:30300BZX00107000)は、ロングパルスアレキサンドライトレーザーを用いた医療脱毛機器です。先端にサファイアチップを用いたMOVEOハンドピースを搭載し、蓄熱式脱毛とコンタクトクーリングを同時に実現することで、皮膚表面でのレーザー光の乱反射を防ぎ、痛みを軽減しつつエネルギー効率の良い脱毛治療が可能となっています。
演者は2016年に本機を国内で初導入し、継続的に医療脱毛治療に使用してきた経験から、モータスAXの特徴や臨床現場での利点について発表されました。
今後の診療へ活用できる示唆:
MOVEOハンドピースによる蓄熱式脱毛は、従来機種と比較して痛みが少なく、皮膚へのダメージ軽減が期待できます。今後の診療でも、患者さん一人ひとりの肌質やご希望に合わせた脱毛治療の選択肢として活用が考えられます。
✅ 総まとめ&感想
今回の学会を通じ、最新の蓄熱式脱毛機器の特徴や実際の臨床応用について理解を深めることができました。特に、痛みの軽減や安全性の向上といった観点から、今後の診療でも患者さんごとに適した治療方法を選択する上で参考になる内容でした。
医療脱毛は、個人差があるため効果の感じ方も様々ですが、今回紹介されたモータスAXのような機器を適切に活用することで、安全性に配慮した施術が可能となると考えられます。